2024/02/20 13:56



2023年の5月に弊社営業部の提案から、庖斬巴プロジェクトが始まりました。今まで職人用の腰回り道具を製作してきた金井産業にとって包丁製作というのは初めての挑戦です。

「世界で一本のオリジナリティ溢れる包丁って何処で作れるのか?」
「樹液を表現するにはどんな柄にすればいいのだろう?」
「ロゴはどんなイメージにしようか?」
「PR活動はどんな方法をとろうか?」

6名の各担当たちが頭を悩ませ、販売開始までの7か月間で多くのスケジュールが前後しました。そしてその度に事業者様への調整や製作をし直し、今思い返せば新しい挑戦だからこそ試練の連続でした。



職人用のハンマー柄を製作してきた金井産業にとって、柄の部分は苦労しながら一番こだわった部分です。

今作のコンセプトは「自然の美しさと伝統技術の融合」


包丁の柄に自然の美しさを表現する為、様々な素材を調べて実際に手に取っては何度も会議を重ねました。何本ものサンプルの中からイメージに近いものを選び、何度も試作品を改良をして納得する柄になるまで本当に時間がかかりました。

7か月という短い時間の中で展示会開催日と販売開始予定日に間に合わせるよう、社員同士が知恵を出し合いフォローし合うことでなんとか販売まで至ることが出来ました。

初めて完成品を握った時の感動は、メンバー全員が今でも覚えていることでしょう。

心血注いで製作した商品だからこそ、お客様がこの包丁を使っている姿を想像するとチーム一同頑張った甲斐があったと嬉しく思えます。


たくさんの方にこの「庖斬巴」を手にしていただけますように。